連盟設立時の思い出~平成9年ごろまでのあゆみ

 「スキー山岳の組織委員会」が昭和28年に設立され、これが現在のスキー連盟の基となる。昭和29年には、長野県薮原スキー場でスキー技術の向上を目的に「スキー講習会」が有志で初開催された。その後、メンバーのスキー基礎の技術力も備わり、昭和36年には「市民スキー講習会」を行い、昭和39年には、一般市民を対象に「第1回市民スキー教室及びスキー大会」を志賀高原スキー場で開催した。また、昭和50年頃はウインタースポーツの代表格となりスキーは誰もが楽しんだもので、そのため、スキー教室の開催を広報に掲載すると、たちまち応募が殺到して満員御礼の状態であった。当時は、まだ中央高速道路も未開通区間が大部分で、白馬方面へは主に国道19号を北上し、所要時間は8時間くらいかかっていた。さらに、スキー場ではシングルリフトが主流で、乗り場では待ち時間が15分から30分程度は当たり前の時代である。ゲレンデはコブコブの状態でその中を悪戦苦闘して滑っていた。昭和60年ごろには連盟理事の中から準指導員が誕生し、自前でスキー教室を開催できるまでになった。

 


市民スキー教室会場の変遷 

平成7年志賀高原熊の湯スキー場

平成8年

平成9年白馬五竜スキー場

 

 

そして平成6年の第49回国民体育大会 青年女子2部では和田美雪選手が6位入賞を果たし、安城市スキー連盟が大いに盛り上がった。

 

平成10年~平成20年ごろまでのおもなできごと(成績等ふくむ)

現在、安城市スキー連盟は、団体登録が9チーム、個人登録が184名で、家族的な雰囲気のなか、連盟事業の運営がなされている。しかし、我スキー連盟も少子高齢化の影響か、年々会員の平均年齢が上がっており、スキー人口もボードを行う人が多くなり、頭打ちから右肩下がりの減少傾向で、特に若者の登録が極端に減っているのが悩みの種である。このため、毎年趣向を凝らして参加者を増やそうとしているが、なかなか結果が伴ってこないのが現状である。

このような中、スキー連盟では平成  年より「安城選手権大会」の運営を市から委託され、大会会場の手配から運営など大会にかかわる一切の業務を行っており、理事は、大会が近づくと選手名簿などのプログラムの作成などで、連日大会の準備に追われる事になる。もちろん、大会当日は、競技役員として、また選手としての二束のわらじを履いて臨むため、大会が無事終了できると充実感と安堵感で疲れがどっと現れるが、夜の反省会でおおいに盛り上がり、また疲れも一気に吹き飛んでしまうわけである。

私たちの連盟事業の主なものは、安城市内では行うことが出来ず、なおかつスキーシーズンも約4ヶ月程度と短く、不利な条件が多いなか、杉浦会長を中心にまとまりの良い団体と自信を持っている。

 

以下に、平成18年度のスキー連盟の年間行事を紹介させていただきます。

 

1.スキー映画会(市民会館大会議室)

 毎年スキーシーズン前の12月初旬に、中日スキー友の会の協力をいただきスキー映画会を開催している。映画会終了後には、景品の当たる抽選会を行い、スキー用品、リフト券、宿泊無料券が当たり好評を得ている。

 

2.市民スキー教室(白馬五竜スキー場)

 1月の上旬に初心者から上級者を対象に、スキー技術の向上を目指して開催しているが、最近は親子で参加される方が増えてきた。また、参加者からはレベルアップにつながったとの声を聞いている。

 

3.安城選手権大会(一般の部)・西三河スキー大会(白馬五竜スキー場)

 安城選手権大会は、2月の第3土曜日に開催し、個人は、女子年齢フリーと男子では20歳代まで、30歳代、40歳代、50歳以上の年齢別、また、団体戦は5名で男子4名、女子1名の合計タイムで競っている。大会はタイムを競うため、ゲレンデスキーでは味わえないスリルが体験できる。また、西三河スキー大会は、翌日の日曜日に開催され、参加者100名ほどで、個人別と自治体対抗で行っている。

 

4.安城選手権大会(少年の部)(アルコピアスキー場)

 3月の第一日曜日に市内の小学生、中学生を対象に開催しており、朝早くから親子でスキー場に向かっていただいている。大会は、プルークボーゲン程度のスキー技術があれば完走できるコース設定をしており、出場選手たちはスタート時では、緊張しまくりだが、一生懸命大会に挑んでいる。子どもたちにとってはいい経験になり、やがては一般の部にエントリーしてくれるものと期待している。

 

5.親子スキー教室(野沢温泉スキー場)

3月下旬の冬休みに親子でスキーを楽しんでいただくため、少しでもゲレンデに雪がある標高の高いこのスキー場を選んで開催している。親子で参加された方は、子供の上達の早さに目を丸くされている。

また、野沢温泉スキー場は、有名な温泉地で、温泉はもちろん夜の温泉街の散策も楽しみのひとつです。

 

 

※親睦・交流目的に平成27年度現在はスキー映画会ではなく、ボーリング大会を行って  おります。

また、平成26年度より、ジュニア・キッズ育成の為、安城市スキー連盟基準によるスキー検定を行っております。